2018-05-31 第196回国会 参議院 環境委員会 第10号
○参考人(山岸尚之君) 二点ほど申し上げたいと思います。 一つは、地域に在住している地域の研究者の育成という点です。 これは、適応に関しては、恐らく長期的な研究が必要だと思います。どのような変化がその地域で起きてきてどのような変化が起こり得るのかを調べるためには、やはり、例えば先ほどの浅野先生の御主張でも出てきたような渡りのルートというものは、そもそも渡りのルートがその地域でどのようにあるのかということ
○参考人(山岸尚之君) 二点ほど申し上げたいと思います。 一つは、地域に在住している地域の研究者の育成という点です。 これは、適応に関しては、恐らく長期的な研究が必要だと思います。どのような変化がその地域で起きてきてどのような変化が起こり得るのかを調べるためには、やはり、例えば先ほどの浅野先生の御主張でも出てきたような渡りのルートというものは、そもそも渡りのルートがその地域でどのようにあるのかということ
○参考人(山岸尚之君) 正直申し上げて、私、教育は専門外なんですけれども、一つ申し上げたいポイントがありまして、それは、学ぶことの楽しさという面でいいますと、いろんな分野を横断的に学ぶことができる人材を教育できるようにするということがあります。 先ほども申し上げましたように、恐らく、気候変動の適応策という観点からいいますと、いわゆる理系の文脈だけではなくて、文系に関わるようなものを総合的に使ってお
○参考人(山岸尚之君) おはようございます。 WWFジャパンの気候変動・エネルギーグループ長、山岸と申します。本日はこのような機会をいただきましたこと、改めて御礼申し上げます。 WWFジャパンは一九七一年に設立されまして、世界百か国以上で活動を展開しているWWFという組織の日本のオフィスになります。私は、WWFの中で気候変動、いわゆる温暖化問題を担当する担当者として、本日、この適応法案についての
○参考人(山岸尚之君) 二点申し上げたいと思います。 一点目は、PDCAのサイクルについてです。 先ほど意見陳述の中で申し上げましたとおり、国際的には五年ごとに目標の提出、見直しが求められていきますので、最低限、日本としても五年のサイクルにきっちりと国際的な義務を果たしていけるようなPDCAを回していくべきだということが考えられます。 現状、エネルギー基本計画の下では三年ごとの見直しが想定されておりますので
○参考人(山岸尚之君) ありがとうございます。 エネルギーミックスの内容について簡単に評価を申し上げたいと思います。三点ございます。 まず第一点は、議員がおっしゃられたように、再生可能エネルギーの目標は低過ぎるというふうに考えております。三五%というのが恐らく目指すべき最低ラインかなというふうに思っておりますので、二二%から二四%というのは低過ぎると考えております。何となれば、風力業界であるとか
○参考人(山岸尚之君) この度は意見陳述の機会をいただきまして誠にありがとうございます。 私が所属するWWFジャパンという組織は、国際的な環境保護団体であるWWFの日本のオフィスとして一九七一年に設立されました。元々は野生生物の保護などの分野が活動領域でしたけれども、一九八〇年代後半からいわゆる地球温暖化問題、気候変動問題についても活動領域を広げて取り組んでおります。 本日、地球温暖化対策推進法
○参考人(山岸尚之君) 御質問ありがとうございます。 まず、最初の御質問の途上国の多様性についてですけれども、基本的には幾つかのグループにだんだん立場が分かれ始めているというふうに思います。 第一のグループは、先ほど毛利参考人のお話だったか出てきた言葉ですけれども、BASICと呼ばれるグループ、これは頭文字を取っているんですけれども、ブラジルとそれから南アフリカ、そして中国、インドという、この国々
○参考人(山岸尚之君) 御質問ありがとうございます。 おっしゃられたとおり、気候変動問題を安全保障の問題の中に組み込んでいく、いわゆる気候安全保障の考え方というのは日本にとっても非常に重要であるというふうに私は考えています。特に、日本にとって重要であるという理由について二つの側面からお話ししたいと思います。 一つの側面は、気候変動の影響というのは日本という国自体に対しても大きな影響を与える、これは
○参考人(山岸尚之君) 皆様、こんにちは。WWFジャパンの気候変動プログラムリーダーをさせていただいております山岸と申します。 本日は、このような機会をいただきまして、誠にありがとうございます。(資料映写) 最初に、私の団体の簡単な御紹介だけさせていただきますと、このWWFジャパンという私が所属します団体は、一九七一年に日本に設立されまして、以来四十年近く自然保護の分野で活動しているNGOです。